一般社団法人
オマハシステム
ジャパン
一般社団法人オマハシステムジャパンは、 日本で唯一、米国のオマハシステム開発者であるMartin.K.S氏と契約を結んでおり、登録商標を得ています。
日本の在宅看護領域での実用化に向けて、米国のオマハシステムと連携し活動しています。
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オマハシステムジャパン
オマハシステムは、看護ケアの“見える化”し、“アウトカム”を測定、ケアの質の評価/向上に寄与が可能です。
日本の地域・在宅ケアにおいて、標準化された共通言語がまだ不在の中で、その一助となると考えます。
オマハシステムジャパンでは、そのオマハシステムの日本語訳を研究者と臨床家のチームで作成し、現場の看護職等が実践的に導入できる教育ツール、およびノウハウ提供を活動しています。
メンバー紹介
長江弘子
オマハシステムとの出会いは、20年以上も前の学生時代、別所先生から地域看護実践の記録システムとして紹介され学びました。地域の看護実践プロセスを示すことができるのだとずっと、気になっていましたが2014年研究論文として在宅移行期やケアマネジメントの評価指標や測定ツールとして使われていることを知り、実践を可視化する新たな方法として再会しました。
やはり訪問看護実践の言語化とデータベース化!だと思います。訪問看護だけではなくて、医師や介護職とチームでEBPとなるための経験知を集めて実践に活用できるようにすることができるツールだと思っています。
酒井昌子
20数年前、訪問看護制度創設の頃、訪問看護実践のすばらしさを証明したく大学院に進み、指導教官にこのオマハシステムを紹介されました。修論でオマハシステムを用いて訪問看護実践を記述し看護実践の成果を確認できましたが、その後、暫くの間、オマハシステムは全く地域看護で注目されず、自分もオマハシステムの良さや看護を可視化できた感動を忘れていました。
多職種によるケアが求められる今日だからこそ、看護の機能や役割をきちんと説明することが必要です。オマハシステムは看護実践と成果の一連を説明できるアセスメントツールです。ぜひ臨床の現場での活用が広がってほしいと思います。オマハシステムを用いて、考える、ケア実践や成果を議論することで看護実践力を高めることができます。
片山陽子
OSJの代表である長江先生から紹介していただいたことをきっかけに関心をもち、地域・在宅ケアに携わる多職種チームで活用していけるツールだと感じ学びたいと思いました。
地域において日々実践している看護のマネジメント機能を示すことができるツールだと思いますし、地域・在宅の視点を学ぶために看護の基礎教育でも活用していきたいと考えています。
吉江悟
東京大学 高齢社会総合研究機構
2014年にオランダのビュートゾルフを訪れたことがきっかけで、オマハシステムの存在を知りました。2015年の国際会議で現理事メンバーと偶然ご一緒したことが、この団体の設立につながっています。
オマハシステムの利用によって、ケースマネジメント(ケアマネジメント)の内容が可視化されることは、看護職のみならず多職種にとってとても意義のあることだと感じています。
藤野泰平
みんなのかかりつけ訪問看護ステーション
オランダのビュートゾルフとの出会いでオマハシステムを知りました。看護の価値を見える化できる可能性に関心が出て、国際学会に参加し、より一層見える化に関心が高まりました。
訪問看護師素晴らしい実践の価値が明らかになり、プロセスを明らかにすることで、ケアをより磨いていける。それをオマハシステムを通じて実践していけたらと思っています。
岩本大希
ウィル訪問看護ステーション江戸川
在宅看護専門看護師
2014年にオランダでオマハシステムが広く使われていることを知り、2015年4月の国際学会に参加したことをきっかけに、自分の実践でも使っていくことを決めました。
日々この瞬間も全国で提供されている素晴らしい看護実践の価値が確かにあることを、オマハシステムで看護ケアの成果やプロセスを見える化して証明したいと思っています。
米国との関係
オマハシステムの開発者であるKaren.S Martin とライセンス契約を結び、正式な翻訳として日本語訳開発を行っています。現在は国際カンファレンスへの参加も含め研究や普及への相互のサポートを行っています。
オマハシステムの概要
オマハシステムは、1975年からネブラスカ州オマハの訪問看護師協会(VNA, Visiting Nurse Association)が中心となって開発されました。
目的は在宅看護、地域保健、産業保健、学校保健で活動する地域看護師がが能率良く効果的な記録を可能にすること、そして広範囲にわたるデータからケアサービスの向上、発展に役立てるためでした。
今日ではヨーロッパ、豪州、中国、中東、北米などの多くの国や地域・民族・文化に広がっており国際比較が可能です。今日に至るまで広範囲にわたる研究が実施され年々国際文献数が増え続け、信頼性と妥当性は確立されたものになりました。
オマハシステムは看護師が開発したものでしたが、現在は理学療法士(PT)、ソーシャルワーカー(SW)、栄養士、作業療法士(OT)、言語療法士(ST)、医師、歯科医師など地域医療保健に関わる多職種も利用しています。
オマハシステムの特徴
研究
エビデンス(実践の結果)
実践に基づいている
公衆衛生分野を含んでいる
標準化されている、
包括的な用語である
シンプルであるため学びやすい
実践を定量化している
クリティカルシンキングや
ベストな実践方法の手助けになる
セミナー、学会
発信実績
セミナー開催や学会の参加の情報になります。
セミナー情報
過去に開催したセミナーと今後のセミナー情報を掲載します。
場 所:名古屋大学医学部 基礎研究棟1階 会議室2(初の名古屋開催です!)
「オマハシステムでアセスメントを学ぶ」
場所:東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター1階国際会議室(JR田町駅徒歩1分)